顔と帽子のバランス

一言でいえば、「クラウンが、顔の形と同じ感じの形の帽子をかぶる」ことが原則です。
例えば、まん丸な顔のひとがその丸さを隠そうと思って、角張ったものをかぶると結果はますます丸さを強調したものになってしまいます。
だから、顔の丸い人は丸い感じのものを、角張った人は角張ったものをかぶったほうがいいのです。
あごの細い人はクラウンの先が細いものでないと顔が負けてしまいます。
◎ブリムとの関係は
顔と帽子の調和を考えるとき、ブリムのことはあまり気にしなくともいいようです。
ブリムは、体型とか、体のボリュームや服装のデザインそれに帽子をかぶるときのムードなどに関係するものです。
◎クラウンの幅がポイント
帽子が似合うか似合わないかのポイントのひとつに
クラウンの横幅と顔の幅との関係があります。

顔の大きい人や丸顔の人は
帽子が似合わないと良く言われますが、決して似合わないわけではありません。
そういったひとこそ帽子を利用して顔をスマートに見せるべきです。

顔の大きい人でこれまで帽子が似合わなかった人は、
クラウンの横幅が顔の幅より広いものを選べば顔がスマートに感じられます。

また、顔が小さくて貧弱だと思っている人は、
クラウンの横幅の狭い帽子をかぶることです。いくらかでも顔を大きく見せます。

つまり、
頬を豊かに見せたい人は、横幅の狭いクラウンの帽子を
頬をほっそり見せたい人は、横幅の広いクラウンの帽子を選ぶべきです。

◎かぶり方でムードが変る!?


代表的な帽子のかぶり方に
「あみだかぶり」と「水平かぶり」とがあります。
水平かぶりのときは、ブリムは直線になって顔を切り
あみだかぶりにすると、ブリムは丸い線で、顔の周囲を囲み穏やかな感じがでます。

水平かぶりの場合 あみだかぶりの場合
改まった感じ、引き締まった感じ、気品・個性的
・高尚・粋さ等の感じがあります。
若々しさ、明るさ・開放感・活発さ・親しみやすさ、
素直さを感じさせます。

豆 知 識
「帽子をかぶるとハゲになる!」という迷信を未だに信じている人も時折見かけますが、とんだ勘違いです。
もし、そうだとすれば、お巡りさんや駅員の方々、制服で帽子を着用しなければならない人達は、皆「ハゲ」になっていなくてはなりませんね。
そんな事はまったくありえないのです。
医学的には、男性ホルモンの分泌の多い方が「ハゲ」になりやすい・・・  というのが現代の常識です。